桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2024/02/17
宇宙探索の動画



 メルマガの一斉送信を始めて1年を過ぎたころ、私は当欄で書いています。「この世
からおサラバするまでに、宇宙に、少なくとも大気圏外に出て、この目で地球を眺めて
みたい。ロケットかスペースシャトルみたいなやつに乗ってドカーン、と。または、ブ
ーン、と」(2015年1月)。

 こんな与太話、読者の中で覚えている方はまずいないでしょうが、私は40代のころか
ら、科学技術の進歩を踏まえるなら「いずれシロウトでも気軽に安価に抵抗なく大気圏
外に飛び出せる時が来るはず」と空想していました。

 余命いくばくもない今、さすがに大気圏外に出る機会は当座やってこないだろう、と
諦めはついています。その代わりに最近ハマっているのが、ユーチューブでの「惑星リ
ポート」や「銀河の向こうへ」みたいな、望遠鏡からの実写をベースにしてCGを駆使
した宇宙モノの動画をPCで観ることです。

 ご存じのように、ユーチューブは特定のジャンルで動画を観た後、関連する似たよう
なジャンルが自動的に表示され、芋づる式に移れる、という機能があります。便利なも
のです。海王星と天王星の違いを教える惑星探索の動画に続いて、アンドロメダ大星雲
について最近分かったことみたいな特集につながったり、ブラックホールとは何かが理
解できたような気になる巧みな編集のページにジャンプしたりします。

 銀河系の中にあり、肉眼でもわずかに見えるというオリオン大星雲は、地球から1300
光年の距離にある、とある動画が説明していました。どれだけの遠方かをチェックする
と、1秒に30万キロ進む光が1年かけて到達する距離は約9.5兆キロ(1光年)。その
1300倍なので、ざっと1京2350兆キロ。悪い冗談のような数字です。

 そんな茫漠とした果てのない宇宙の様子をカラフルかつ静かな映像で魅せる動画を、
軽く一杯やりながら楽しんでいると、時間を忘れます。疑似体験ながらも、大気圏外に
飛び出しているような心持ち。こないだなんか、知らずに午前3時まで観ていました。
余命いくばくもないシルバーは普通、こんな夜更かしはしないようにも思えます。
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