桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2023/08/16
花火大会




 夏はいつも関西一円の花火大会の日程を調べ、割と熱心に現地入りしてい
ます。花火は間近で仰ぎ見るのがベスト、が信条。今年もすでに4つに足を
運び、各大会の打ち上げを楽しんできました。  なお、コロナ禍を挟んで4年ぶりという開催もあり、各地出揃ったなかで
分かったのは「中規模/混雑なし/大半又は全部が無料」(無料型)と、
「大規模/大混雑/大半又は全部が有料」(有料型)に概ね二分されること
です。  シーズン最初に出向いたのが、7月15日の「第139回愛知(えち)川祇園
納涼祭花火大会」。滋賀県東近江市を西に流れて琵琶湖に注ぐ愛知川の河川
敷公園で打ち上げが始まり、出入り自由の公園の芝生に座って間近から見上
げました。3,500発ほどで多くはなかったものの、余裕で観賞できる無料型
です。  テレビ・動画や遠くからの望見とは違い、火薬の臭いや花火が燃えた後の
煤(すす)があたりに漂う臨場感がポイント。打ち上げ前に会場のスピーカ
ーから協賛スポンサーの社名等を読み上げる、という古風な手順。ですが、
なかには「天国にいるキミヨへ」というアナウンスと共に1発だけという、
味のある打ち上げもありました。  同じ無料型で楽しめたのが、同22日、琵琶湖西岸の近江舞子での「大津志
賀花火大会」。JR湖西線・近江舞子駅から歩いてすぐの湖水浴場(入場無
料)に赴き、湖岸の松林に座り込んだ多数の方々に混ざります。沖合の船上
からの打ち上げで、最初は単発が地味に続き、徐々に加速し、やがて湖上に
派手な花火が扇形に広がります。2,000発ほどなれど、迫力ある演出に感心
しました。  一方、今年から「全席有料」の有料型になったのが、8月11日の「第72
回亀岡平和祭保津川市民花火大会」です。ネット経由で「屋台ゾーン」
(2,000円)を予約し、コンビニでチケットを受け取り、近鉄京都駅経由で
JR山陰線・亀岡へ。  府下では数少なくなった自治体主催の大会の一つで、10万人ほどが押し
寄せ、ロイヤル席15,000円などにランク分けした有料ゾーンに行くのにも
時間がかかり、点火前にぐったり。しかも、主催者側3人の長い挨拶の後の
打ち上げ10,000発は「屋台ゾーン」からは目前の橋が邪魔になってよく見
えず。  さらに「芝生に座るのは禁止です」などという無粋なアナウンスも流れ
(芝生上の多数の観客は動きもせず)、有料化で大会経費を賄う一方、安
全確保という名目の事なかれの規制ばかりが目につきました。経費の過半
は警備費のようで、大勢いた民間警備員は仕事熱心なあまり、ゆっくり歩
いている有料入場者を血相変えてケンカ腰で誘導していました(思わず笑
いました)。  なお、全席有料化で知れ渡ったのが、8月8日の「びわ湖花火大会」で
す。例年は京阪で浜大津まで行き、湖岸の雑踏の中からタダで観ていまし
たが、今回は用向きがあって行けず。しかし事前に、有料席手前に高さ4
メートルの不愉快な臨時フェンスを長々と巡らしてタダでは花火が見えな
いようにし、地元の住民団体が開催に反対する、という剣呑な雰囲気で始
まったようです。  7月25日の大阪「天神祭奉納花火大会」は無料型と有料型の中間。24日
からの天神祭は100万人を超えたという物凄い人出で、京阪京橋で乗り換
え、JR環状線の桜ノ宮で下車。大川沿いの公園にて目の前で観賞しまし
た。南方面の打ち上げ場所(川端公園)と交互に連射が続きます。7時半
から9時前までの1時間以上に及び、時間が経つにつれて打ち上げ本数も
増え、フィナーレに向けて熱気が高まり、圧倒的な迫力でした。30,000
発は上がっていたように思います。
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