桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2023/08/03
東北三つの山



 7月28日朝、ひとり軽自動車を飛ばして東北に向かいました。気になって
いた山形、福島の山三つを3泊4日で回る山旅。いずれも迫力のある大きな
山で、充実の山歩きでした。いつクタバルか分からないので、行けるときに
行っておこう、という魂胆です。  初日は名神、北陸、磐越、東北、山形道を辿り、蔵王温泉まで。9時間で
着くはずが、カーナビのミスリード(?)で新潟からがいやに遠く、予定を
3時間ほど過ぎた21時に宿に着き、心配していたスタッフに平謝り。熱い温
泉とビールとコンビニ弁当ですぐ寝入りました。  29日朝、冬以外でも動いている蔵王スキー場のロープウエイで山頂駅へ。
連峰の最高峰・熊野岳(1841メートル)まで歩いて1時間半ほど。すぐ南
の碧色の火口湖(お釜)そばまで下りて上がり、往路を戻って昼過ぎ下山。
時間があったので、有名な山形美術館に寄り、さらに2時間近く車を走らせ
て福島県北部の土湯へ。予約したホテルはドミトリー方式で、安価なカプセ
ル仕様。夜は温泉街の料理屋で若干のゼイタクを楽しみました。  30日早朝、車で1時間ほど上がった吾妻連峰の浄土平に。ここから2時間
ほどかけて正面の一切経山(いっさいきょうやま、1949メートル)を目指し
ます。写真では緩やかな傾斜の小高い丘のように思えますが、間近に見ると
意外に大きく、猛々しい。  向かって左側から草原を超え、山の後ろ側をゆるゆると辿る、しかし結構
登りがいのある山道です。山頂では、無数のトンボが数十人はいた登山者の
間を飛び交い、涼風吹き渡るなか、背面の五色沼がきれいに見えます。昼過
ぎ一切経山から下山。宿予約の都合で福島、山形を行ったり来たりとなり、
月山(がっさん、1984メートル)中腹の志津温泉に向かいました。  31日朝は宿から月山スキー場のリフト乗り場に車で上がり、リフト上駅か
ら歩き始め。雄大な高原には高山植物が点在して心地よい景色ながら、見た
目以上にガレ場続きの登りで、消耗して月山山頂へ。天気は安定せず終始ガ
スが流れ、にわか雨にも降られました(ガスとは雲・霧・水蒸気のこと。念
のため)。しかし念願かなって、といった塩梅。こうして山三ついずれも大
満足の踏破でした。  午後2時にリフト下駅に戻り、再び日本海側に出て延々と南西方向に走り、
夜半に戻りました。思えば、2カ月ほど前から行きたい山と温泉宿、効率的
に随所を巡る日程を練り、それが日々の励みだったような。読者の方々には
退屈でしょうが、短く日誌風に振り返るだけで登り下りの景色や湯ざわりや
味覚が戻ってきます(猛暑のさなか温泉はどこも熱過ぎましたが)。  味をしめたので、9月下旬ごろ第2弾として八幡平・秋田駒ケ岳・安達太
良山あたりに行ってみようか、と。長時間のドライブはさすがにきついので、
名古屋→仙台のフェリーを使う手もある。東北には鳥海山、岩手山、早池峰
(はやちね)山、朝日連峰、飯豊(いいで)連峰など大きな山が他にいくつ
もあります。しかし、いつヨイヨイになってもおかしくない身、ロープウエ
イやリフトに頼らず日帰りで強引に登り下りするのは避けた方がいい。そん
な限界を自覚しつつ、日程を組み立てていくのは無上の楽しみです。長文で
失礼しました。
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