桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2023/06/18
あがたまつり



 6月5日、宇治・県(あがた)神社の県祭がありました。夕方、京阪宇治線を使って
現地入り。宇治に生まれ育った身には懐かしい祭ですが、中学に通い始めた頃から行か
なくなったので、実にひさしぶり。50年以上の歳月が流れています。

 宇治橋や、世界文化遺産「平等院」西側の旧市街一帯が主会場。翌6日にかけての県
神社での祭事は神輿などで有名で(「闇夜の奇祭」)、旧市街を「△」で囲む県通、本
町通、新町通(又は宇治橋通)に多数の露店が並ぶのはコロナ禍を挟んで4年ぶりとの
ことでした。  小さい頃の記憶では、本町通の旧電電公社ビルが建つ前の空き地に「バケモノ小屋」
があったり、神社御旅所に軍帽白衣姿の傷痍軍人がいてアコーディオンやハーモニカを
演奏して施しを求めていたり。バケモノ小屋はテント内のじめじめした、薄暗い露地に
檻(おり)がいくつも並び、気味の悪い何かがうごめいていたそばを歩いた、ぼんやり
した覚えがあるような。のっぺらぼうとか、ろくろ首とか、三つ目小僧とか、のそのそ
動くイノシシぐらいのガマガエルとかーー。あれはホントだったのかユメだったのか。  今年約360店が並んだという露店は「くじびき」「射的」「金魚すくい」などが2割 ほど、残りは飲食店でした。「からあげ」「焼きそば」「リンゴアメ」「チョコバナナ 」「牛肉串(又は牛タン串)」がそれぞれ多くて目立ち、のぼりに「昔懐かしい」と大 書した「みずあめ」「綿菓子」も複数。一方で「クロワッサンたい焼き」は想像できな くはないものの、「電球ソーダ」「哺乳瓶ジュース」になると、単に容器が似ていると
いうだけ。笑いました。  人出は約12万人。一方通行4キロほどの旧市街の経路は大混雑で、私も2時間以上か けてやっと一周。露店は22時には店じまい。山車や山鉾が出るわけでもなく、花火もイ ベントもなく、いわば旧市街を食べ歩きするぐらいで、こんなに単調な祭だったのかと 思いました。  絵に描いたような閑話休題のローカル話で、失礼しました。
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