桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2023/02/17
墨染交響楽団



 伏見区を中心に活動しているアマチュアの「墨染(すみぞめ)交響楽団」のコンサー
トが12日、事務所そばの市呉竹文化センターでありました。定員500人強のホールは
ほぼ満席。プロには及ばない部分はあるものの、CDなどで聞くより、ナマの演奏は当
然迫力があり、楽しめた次第です。

 墨染は深草、藤森、日野などと同じ伏見区内の地名で、2006年の楽団発足時、学生、
社会人からなる団員の中で最も支持されて命名されたとのこと。あまりPRしていない
ようにも見受けるので楽団として目立たず、今回は市の音楽芸術文化振興財団の支援を
受けたパートナーシップ事業でした(入場無料)。プログラムはベートーベンの交響曲
1番と8番。ステージに並んだ団員は約50人と小ぶりな編成(ピリオド演奏?)の半面、
いずれもフレッシュで明るい音楽に仕上がっていました。

 会場でもらった「団員募集中」のパンフによると、墨染交響楽団は通常、隔週の日曜、
演奏会の3カ月前からは毎週日曜に合同練習(1回3時間)に励んでいる、とありま
す。一方、団員になると月々の団費が2000円(学生なし)、演奏会ごとに参加費1.5万
円〜2.5万円を負担し、つまり自分たちで運営費用の一部を賄う、ということのようで
す。アマチュアならではの持ち出しです。

 本職や学業を優先しつつ、合奏するのが好きだから身銭を切って、ということかもし
れません。内情のほどは存じ上げませんが、推測できるアマチュア楽団としての心意気
には頭が下がります。

 ところで、私は中学時代に部活でブラスバンド(クラリネット=指の動かし方も忘れ
ましたが)に入っており、その後いままで色んな楽団の公演多数を聴いて痛感している
のは、各種楽器の中ではホルンは少しでも音が外れると目立つということです。

 トランペットより小さいマウスピースで吹奏するためか、熟達には厳しい練習が必要
と聞く難しい楽器で、音が低くて大きいため、ミスるとごまかしが効かない。今回のコ
ンサートでも私はホルンの吹奏にハラハラし、特に「ホルンが前に出る」箇所では「ア
マチュアなればこそ頑張れ!」と声を出さずに応援していました。
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