桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2022/06/02
与太話三つ



 血液検査で血糖値がまた上がり、主治医がついに糖尿病目前の診断を下
しました。「あんた、こりゃあかんわ」。その瞬間、カロリー計算しなが
らの食生活に改めて突入。野菜やコンニャクと共に、納豆をよく食べるよ
うになりました。  私らが小さいころ、京阪神では納豆を食するのは少数派。周囲のほぼ全
部が、あのネバネバした臭いのきつい発酵食品を「食わず嫌い」していま
した。当メルマガの発信先は関西エリアが大半なので、読者の多くにはご
同感いただけると思います。  生まれて初めて納豆を食べたのは、はたち前、関東に移り住んだ2日目
の自炊のとき。何らかのツテで電気炊飯器を手に入れ、下宿でご飯を炊き、
ホウレン草の炒め物、マルシンのハンバーグと共に、納豆をご飯に載っけ
て食べたのです。最初は「なんやこれ?」でしたが、やがて慣れ、まずく
もないので、滋養を考えて、東日本人のように納豆を食することが増えま
した。  その後、その東日本人の方々に教わったことがあります。納豆たちはヒ
トがタレや辛子を入れてかき混ぜた直後、かき混ぜられたことで興奮して
いる。なので、1分ほど時間を空けた方がいい。落ち着かせると、彼らは
マイルドになって一段と味が良くなる。耳を澄ますと、納豆たちの興奮の
ざわめきが徐々にが静まっていくのが聞こえる、というのです。  与太話の2。納豆のざわめきと言えば、頭のいいヒトからは「音が出る
」という話もありました。以前からウワサは知っていましたが、私が初め
て、音を出すヒトに会ったのは前職時代。大蔵省(現財務省)の担当にな
ってサシで話を聞くことが多かったエリート官僚のAさんです。東大法学
部在学中に司法試験と国家公務員上級職試験に受かり、大蔵省と日銀から
内定をもらった、というバリバリの現役ストレートの秀才です。  一を聞いて十を知る、さながらの理解力の速さと直感力・洞察力。大蔵
省2階の大部屋にあった課長席を挟んで雑談するとき、Aさんはこちらの
質問から取材の狙いまで先読みしてしまうので、5対5の受け答えのはず
が、1対9くらいになってじっと話を聞く羽目になりました。そのときで
す。向かって右側のAさんの側頭部から「ブーン」というモーターが回る
ような静かな音が聞こえてきました。頭脳が猛スピードで回転しているの
です。  与太話の3。先日クルマを運転中、カーラジオから聞こえてきた話。A
Мラジオは生番組が多く、道路交通情報センターなどの情報提供機関が30
分おきぐらいに高速道路などの渋滞状況を教えてくれます。  通常は「名阪国道下り線は順調にクルマが流れています」とか「名神高
速上りの吹田インター付近は工事のため片側1車線になっています」とか
の、シンプルな案内ばかり。  ところが、その日耳にしたのは、こんなアナウンス。「中国道下りは池
田インターを先頭に、クルマ3台の追突事故の様子をスピードを落として
熱心に見ているドライバーが多く、5キロの渋滞です」。笑いました。道
路交通情報センターは路側帯の監視カメラなどで実際の状況を把握してい
るのでしょうが「ドライバーが熱心に見ている」ことまで分かるものでし
ょうか? それとも、受け狙いの関西らしいサービス精神?
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