桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2021/09/04
加齢にあらがう



 ヒトの名が出てこなかったり、動作が遅れたり、何でもない平らな
所でコケそうになったり。そんな時つい「トシには勝てません」とか
「加齢現象です」とか言い訳するのが口癖になっています。  しかし某夜、発泡酒を少しずつ(?)飲みながら考えて、気づきま
した。「トシには勝てない」だの「加齢現象」だの、自分から言い出
しても何の足しにもならない。周囲から気遣ってもらえるどころか、
ただの年寄りのグチとして哀れみを誘い、敬遠されるのが関の山。な
のに、ジジムサイことをつい繰り返し、凝り固まった猫背から加齢臭
がにじみ出てくるのは、もう大概にしたい。  ということで、唐突ですが、三つの方針を固めました。不十分なが
ら実行済みのこともあれば、これまでとは正反対のこともあります。  一つは、見てくれを重視すること。若い時分からファッションとか
おしゃれとかにはほとんど関心がなく、衣服など地味で目立たないの
が一番。昔のままか、時代遅れで結構というスタンスでした。これを
改めます。流行語で言えば「真逆(まぎゃく)」の挑戦です。  シャツやジャケットなどは無地を好み、せいぜい目立たないストラ
イプばかり。それを「年相応」にこだわらずに派手にします。大きな
デザインで目立っても構わない。赤やピンクは抵抗が残るものの、過
去に経験のないオレンジや黄色、ムラサキなら身にまとってみたい。
無難なネズミ色やオウド色より、明るく軽快な青、緑、真っ白などの
カラフル路線に向かいたい。なぜなら、ヒトは見かけの若々しさが大
事だからです。  もう一つは、飄々と生活すること。色鮮やかなファッションを心が
けて「年齢不詳」と化し、加齢に付いて回りがちな「深刻癖」を消し
去り、軽くこだわりなく日々を過ごす。ひとり又は徒党を組んで深刻
になったところで、何がどう変わるわけでもありません。だから、誤
解を恐れずにいうなら、個人主義者として遊んで暮らすのです。  序列もランキングも出自も左右の色分けも偏差値も世論調査も選挙
結果も、個人としての私にはもはやほとんど何の関係もない。昔から
私は偏屈指向の個人主義者。それに磨きをかけていきたい。飄々は半
ば以上は実行しています。  三つ目はとにかく歩く。1日1万歩。背丈は自称173センチですが
(育ち盛りの10代後半には185センチありました。ウソです)、今は
机に向かうことが多く、姿勢も人相も悪くなり(影も頭髪も薄くなり
)、ときどき160センチぐらいに縮んでいるような気もします。そこ
で毎日、体を縦横に動かして伸びやかにする。  さらに、足が地面・床面から1センチと上がっていない擦り足にな
っていて、始終つまずきそうになっているのは転倒・骨折への一里塚。
小学校時代にしごかれた軍事教練のように(ウソです)ヒザを上げ、
足首以下も地面・床面から5センチは上げるよう心掛ければ、体に良
く、外見上も颯爽とみえるはずです。  という次第で、長々しい閑話休題でした。惰性のまま加齢に磨きを
かけていくと急ピッチで老化が進みます。抵抗し、歯止めをかけ、常
識を超えた若返りを狙うのです。
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