桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2020/02/20
武漢ウイルス研究所?




 中国発の新型肺炎のニュースが続いています。昨年12月、武漢市で患者が発生し、連日感染者数や死亡者数が累増。17日にネットで拾うと中国本土だけで感染者は7万人、死者は1700人を超えたということです。

 ニュースの中で私がとくに目をとめているのは「武漢ウイルス研究所(武漢病毒研究所)」からの新型コロナウイルス漏出説です。中国におけるSARSの主要な研究拠点である武漢ウイルス研が保持・培養していた新型コロナウイルスが、何らかのルートから外部に漏れ出たことが、今回の大流行の主因だという推論。コウモリを食べたことが原因、というのはデマではないかということです。

 米国の保守系の新聞(ワシントンタイムズ)が報道し、国内でも元共同通信記者、田中宇(さかい)さんの無料メルマガ「国際二ュース解説」が武漢ウイルス研からのウイルス漏出と、中国共産党の官僚主義・秘密主義による事態隠蔽、という構図を示して複数回、推論を展開しています。

 もちろん、中国は「決定的な証拠」が出てきたとしても全力で漏出を否定するはず。また、中国の秘密主義に体当たりするのは後が怖いので、内外のメディアは武漢ウイルス研がらみの情報を感知しながらも、表立って「字にしない(書かない)」「絵にしない(映像にしない)」というスタンスのようです。

 ウイルス漏出説は尾ひれがつき、武漢ウイルス研による「開発途上にあったバイオテロ兵器の(意図的な)流出説」や、こんな時にいつも出てくる「米国CIAが絡んだ陰謀説」も顔を出しています。この辺りになると、マスコミ業界でいう「ゲナゲナ話」(ウソ話、ホラ話、作り話)の領域に入ってきますが、武漢ウイルス研からの漏出という仮説は、ゲナゲナ話というにはもっともらしい要素が揃っているようにも思えてきます。

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