桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2020/01/09
映画を4本



 お正月は3日まで。しかし、まだ本調子ではなく、やむなく年末年始にレンタルのDVDで観た映画4本についてさらりと。

 ■邦画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』

 前田哲監督で2018年の公開。2002年に亡くなった傍若無人・天衣無縫の筋ジストロフィー患者、鹿野靖明さん(札幌在住)の生涯を描く、渡辺一史さんのノンフィクションを映画化。原作は読んだので、鹿野さんを演じる大泉洋さんの演技に目を凝らしました。なかなかに達者なナリキリぶりです。原作に多少の脚色を加えたようですが、無理な改変ではないので、許容範囲ということだと思います。


 ■洋画『ラ・ラ・ランド』

 2016年公開のハリウッド映画。ご承知のとおり、多数の賞を獲得したデミアン・チャゼル監督のミュージカルです。ロサンゼルスを舞台に、女優志願のエマ・ストーン、ジャズの店を開くのが夢のライアン・ゴズリングの5年間を描きます。シンプルで分かりやすく、楽しめます。意外に小ぶりな映画で、これだけ? という雰囲気も残りますが、エンタメ一辺倒のミュージカル映画は元々こんなもののようにも思えてきます。


 ■邦画『七つの会議』

 2019年2月の公開で、もうレンタルのDVD入り。池井戸潤さんの同名の企業小説を映画化した1本で、監督はテレビドラマ『半沢直樹』シリーズの福沢克雄さん。個性的な俳優がたくさん出ており、テンポ良く、面白い映画に仕上がっているようにも思えます。ただし、ベースにある会社不祥事のキモの部分は、単純化が過ぎてわずかに不自然。決定的な欠点ではないように思うものの、ドラマとしての厚みがないような。それと、タイトルの意味するところが最後まで分からないままでした。


 ■洋画『英国王のスピーチ』

 2010年の英国・豪州・米国映画で、監督はトム・フーパー。吃音(どもり)だったジョージ6世が即位したのは、第二次大戦のさなか。その障害を言語聴覚療法に長けた民間人が「友人」として矯正していく過程を、ヒトラーのニュース映像や海軍大臣時代のチャーチルも登場させながら再現していきます。ジョージ6世役のコリン・ファースの演技にはそれなりの味があり、派手さや起伏はないまでも、引き込まれます。
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