桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2019/06/17
京都慕情



 渚ゆう子さんが1970年12月にレコードを出し、ヒットさせた和風ポップス「京都慕情」をユーチューブでときどき聴きます。50年ほど前の懐かしい歌謡曲です。

 ご存じのように、同じ渚さんが歌った「京都の恋」や、別の歌手による「雨の御堂筋」などと同じ、米国のバンド、ベンチャーズの作曲。「京都慕情」はゆっくりしたメロディーで雰囲気のある曲ですが、面白いのは作詞もベンチャーズで、あの歌詞は、林春生さんという作詞家が原詞を踏まえて日本語に訳したものだということです。

 「恋は 恋は弱い女をどうして泣かせるの」「苦しめないで ああ責めないで」「別れのつらさ 知りながら」「遠い日は 二度と帰らない」など、どこかで聞いたような、使い古された平凡なフレーズが続き、締めくくるように5文字の地名が入ります。

 出てくるのは「黄昏の河原町」「夕焼けの高瀬川」「燃えてる嵐山」「夕やみの東山」「夕やみの桂川」の5つ。「夕やみ」が2つ続くなど、訳詞にも手抜きの感がありますが、地名を並べることでご当地ソングであることが分かります。

 ここに入る地名は、語呂の都合のため5文字なので、「太秦」「木屋町」「先斗町」「祇園」「鴨川」「新京極」「四条大宮」などは入りません。また、5文字といっても「丸太町」や「比叡山」や「金閣寺」は語感的に入れにくい。街なかの「今出川」も、「丸太町」ほどではないにせよ、言葉のイメージは弱いままかも知れません。

 みたいなことをツラツラ考えているうちに、間もなく18日。発信が2日遅れになってしまいます。相変わらずバタついており、やむなくこんな、どうでもいいことでお茶を濁しました(次回は頑張ります)。ご寛恕ください。

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