桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2019/01/18
シラフの日々



 年末の入院以後、酒類の摂取をやめています。タバコと共に、はたち前から延々と続けてきた習慣にドクターストップ。とはいえ、また私事となって恐縮ですが、日々のアルコール抜きがこれほどに味気ないものだとは思いも寄らないことでした。

 元々体質的に強くはなく、量もわずか。若かった頃はともかく、近年はへべれけになることもなく、頃合いのたしなみです。しかし、けじめを付けるため、退院後、自宅と事務所にあった焼酎やビール等を家族に与えたり処分したり。そうして、シラフの世界に戻って分かったのは、夕食前や寝る前の軽めの一杯でひと息つけなくなったことがいかに退屈かということです。特に事務所では、買って持ち込んだ、または簡単な手料理で用意したアテをつまんでは呑み、ほろ酔いのまま、上機嫌で気持ちよく寝入るという、とっておきの楽しい慣行がなくなりました。

 断酒して2カ月足らず。お医者がOKというまでは酒類抜きは続けます。私は友人はごく少ない半面、サシで話できる知人はいたって多く、その中にアル中経験者が3人もいます。いずれも大騒動があったらしく、目下のところ酒断ち成功のようですが、3人とも命に関わる状況に落ち込み、辛い治療で這い上がって「生還」したのに、どこか油っ気のない、人生の3分の1ほどを諦めたような気配になっています。

 私はアル中のずっと手前でシラフの世界に戻りました。そのサバサバした気分を味わう一方、シラフが続くことで、割とマメで活動的だった性分も同様に弱まってしまうことのないよう、気を張っていきたい、と考えています。

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