桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2018/10/18
また山の話



 予定のネタが、調べているうちに話として「弱い」ことが判明。苦し紛れで今回もまた山の話です。去年の今ごろ「秋10月。今年の夏は山に行けないまま」で始まるコメントを書いており、今年も行けなかったので実質、丸2年山歩きから遠ざかっています。残念無念です。日ごろよく歩いてはいますが、登り下りは少ないので、足腰も弱ってきました。

 とはいえ、去年と似たような話を書くのも芸がないので、プロアドベンチャーレーサー、田中陽希さん(35)の「グレートトラバース3 日本三百名山ひと筆書き」の話から。

 NHKで同行取材の録画放映(随時)が始まっており、屋久島・宮之浦岳から北海道・利尻山までの「日本三百名山」を今年1月から1年半ほどかけ、一筆書きの要領で辿る、というプロジェクト。屋久島から開聞岳までをシーカヤックで渡るなど、動力船や車は使わず、推定1万キロを超える行程を徒歩(とスキー)の人力で踏破する、というのが売りのようです。

 私はまだ田中さんが島根・三瓶山を登った録画までしか観ていないものの、山の景色の楽しさとともに、田中さんの行動をフォローする撮影チームの活躍に感心しました。仲間2人が撮影のため伴走中とのこと。同時に、企画自体もNHKがリードしているのではなく、プロジェクトを応援する多数のスポンサーが資金面で協力して成り立っていることもみえてきました。

 三百名山といえば当然、原型は深田久弥さんが随筆で語ったロングセラーの「日本百名山」。三百名山は、深田クラブが軸になって選んだ「百名山+100座」の「二百名山」に、日本山岳会がさらに100座を加えて選定したものです。

 私が登った百名山は計65。北海道、東北を中心にざっと3分の1が手つかず、足つかずで、体が動くうちに全山踏破できるかどうかは微妙です。しかも、深田さんが個人的な好みで選んだはずの百名山が一種のブランドと化していることに首をかしげているので、あと20年山歩き出来るとしても、百名山かどうかにはこだわらず、好きな山だけに入っていくことになる、と思います。

 しかし、百名山を気にせずにチェックしていても、結局、好きな山、登りたい山は三百名山には入ってしまうようです。むかし1人で登って感動した福井の経ケ岳とか、気軽に行ける琵琶湖西側の比良山とか。グレートトラバース3は番組でそんな山々も漏れなくピックアップするということなので、楽しみです。

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