桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2018/03/17
バブリーダンス



You−Tubeで偶然、大阪府立登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」に出くわしました。1980年代後半から90年代前半の、狂騒の「バブル」の時代。当時、流行っていた若い女性のナリをした女子高生ら数十人が見せる、今風のダンスです。楽しい動画でした。

忙しく踊る彼女たちが肩にかけているのは、当時出始めていたという大型の携帯電話。動画ではお笑いタレントの平野ノラさんが「スペシャル・ボイス」で登場します。「しもしも〜」「おったまげ〜」「お先にドロンします」―。「ケツカッチン」は初めて聞きましたが、他は当時、どこかで耳にした覚えがあります。

ついでに思い出すのが、2007年公開の邦画『バブルへGO! タイムマシンはドラム式』(馬場康夫監督)。バブル景気真っ最中の1990年に洗濯機型のタイムマシンで舞い戻り、バブル崩壊をたくらむ、という荒唐無稽の娯楽映画です。アホらしくもあの頃の雰囲気をよく再現していました。

アホらしいといえば、当時まだ30代の私が覚えているのが、『バブルへGO!』にも出てくる、呑み会の招待側からのタクシーチケットの束。そんな風習があったのです。私は小心者なのでおおむね断り、しかし親しい相手からは1枚だけもらい、後は受け取らずに返していました。とはいえ、株価や不動産価格はずっと上がり続ける、というバブル信仰は一部業界だけの話で、大多数は白々しく様子を眺めていたのが、あの頃の実相。

それでも、一時的な流行に乗って私も中途半端にハマっていたことがあります。ゴルフです。誘われて月に1、2回のペースでコースに出ていました。ベストスコアが130台で、ほとんど練習もしなかったため全然上達せず、一緒に回る皆さんにも迷惑なので、やがてクラブセットも手放し、手も足も洗っています。私がラフや砂場に入り込みながら口にしていたのは、こんな舌を噛みそうなクサいひとり言。「男には、負けると分かっていても、闘いに挑まなければならないときがある」。今もよく使います。

バブリーダンスと『バブルへGO!』と下手なままだったゴルフ。そんな時代が懐かしいと思うことは、ほとんどありません。

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