桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2017/08/17
映画4本



お盆の合間、レンタルのDVDで映画4本を観ました。やっと映画を観る余裕ができた次第。それぞれ楽しめたので、今回も閑話休題(それはさておき)風のリポートです。

庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』。今さらですが、昨年大ヒットした東宝のゴジラ・シリーズ29作目です。映像がシャープで、面白く観賞できました。政府関係者の猛烈な早口は、海外の上映では字幕を追うのが大変だった由。昨年度キネマ旬報邦画ベストテンの2位に入っています(1位は『この世界の片隅に』で、同じアニメの『君の名は。』は圏外)。

クリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』。2009年1月、ニューヨークのハドソン川に緊急不時着した旅客機事故を扱ったドキュメンタリータッチの再現映画です。冷静な判断でエアバスを着水させた機長役はトム・ハンクス。乗客・乗員は全員無事で、映像では事故の折、実際に救助にあたった人も登場しているとか。似たような話を描いた2012年のフィクション『フライト』(ロバート・ゼメキス監督)に比べるとストーリーの起伏が小さく思えますが、『ハドソン川』は実話がベース。イーストウッド監督は撮影のためにエアバスを1機買ったといいますから、スケールが違います。昨年度キネ旬洋画部門のベストテン1位。

深田晃司監督の『淵に立つ』。犯罪者を絡めた、深刻な家族劇といったストーリーで、主演の浅野忠信よりも、主演女優賞をいくつも受賞した筒井真理子の演技がみごとでした。日常的な家族の会話をごつごつしたタッチで描いた脚本もすぐれもので、人間のなぞの部分を言葉ではなく、映像で見せる技量に感心しました。昨年度キネ旬邦画部門の3位。

最後は、鶴橋康夫監督の『後妻業の女』。これも昨年の公開で、キネ旬のランキングには入らなかったものの、割とよく出来た軽めの娯楽映画です。大阪出身の豊川悦司ほか、関西弁が使えるキャストが多く、シナリオの展開もまずまず。ただ、いつも演技力で感心させられる主役の大竹しのぶの大阪弁はひどく、この点、興ざめでした。原作者の黒川博行さんもスポットで数秒ほど出ています。

キネ旬のベストテンは当たり外れがあまりないので、今回、久し振りの映画DVDのレンタルでも、手帳にメモしたランキングを持ってゲオに行きました。
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