桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2014/07/28
的場山に登る



  27日の日曜日、兵庫県中南部の城下町、龍野に出かけてきました。龍野城跡そばに高くそびえる「的場山」その他に登るのが目的です。梅雨明けしてすぐで、大層むし暑く、大汗をかきながら。それでも、城下町らしい風情があり、変化に富んだ充実の山行となりました。

 阪神高速、第二神明、国道2号バイパスを走り、姫路を過ぎて福田インターから北に少し走ると龍野の市街地に入ります。街を南北に流れる揖保(いぼ)川を渡り、左折して市営観光駐車場(無料)に車を停め、帽子をかぶって歩き始め。暑さのせいか、武家屋敷が並んだ旧市街地を歩く観光客はほとんど見かけません。とはいえ、山際に向かって進むにつれ徐々に涼しさが感じられるようになります。

 揖保川の左岸には、関西人なら大抵が承知している「淡口(うすくち)醤油のヒガシマル」の本社工場、右岸には「淡口醤油記念館」すらあります(場所不明で探訪できず)。龍野は醤油のほかに、童謡「赤とんぼ」を作詞した三木露風の出身地ということで「赤とんぼ歩道橋」や「国民宿舎赤とんぼ」などがあり、旧市街地の落ち着いた雰囲気ともども、気持ちのいい街歩きでした。例えば、公園の中にある入場無料の龍野市営動物園。お気楽そうなヤギとサルとアヒルとニワトリが多数遊んでいる一方、来園者は私が入ったときで計5人ほどでした。

 さて本番。まず動物園から歩いて「白鷺山」に登ります。暑いなか、曲がりくねった山道をたどってぐんぐん高度を上げていきます。ページ左上の写真は、白鷺山頂上の展望台から主峰の「的場山」をはるかに仰いだもの。さらに、山道は多少錯綜してはいましたが、相撲の始祖「ノミの宿祢」をご祭神とする神社まで延々と続く階段を上がり、神社を回り込んだ急坂をなおもあえぎながら登って一路、目的の的場山を目指します。

 高度を上げるにつれて体感温度は一気に下がり、やがて涼しい風さえ吹き渡って、気持ちよく汗が引いていきます。午後3時、ようやくのことで的場山山頂。小さな丘が散在する播州平野が眼下に遠く広く見渡せます。山歩きは山頂からの展望で報われます。最高に気分のいいひとときです。

 もっとも、この後、龍野城の天守閣があったという「鳥籠山」を目指すも、道がよく分からず、しかも長い下山路をたどって下に降りたため、ムッとする暑さにめげて駐車場へ一目散。結局、狙った三つの山のうち二つを登っただけでした。

 なお、おしまいに種明かし。今回登った的場山は標高394b、白鷺山は121b、登れなかった鳥籠山は218bで、実はそれぞれ呆気ないほどに低い山でした。わはは。

 
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