桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2014/05/07
千ケ峰に登る



千カ峰・雌滝 連休最終日の6日、今度は兵庫県中部の千ケ峰(1005b)に出かけてきました。山歩きガイドで見た写真がシブく、一度は行きたい、と思っていた県立自然公園内の山です。

 中国自動車道の滝野社インターで降り、西脇を経て国道427号を北へ。ハーモニーパークという果樹公園を通過し、午前10時過ぎ、三谷コースの登山口に到着。ここからいきなりの急坂が始まりました。もっとも、登山道が左岸、右岸とたどる三谷沢の雌滝、雄滝がなかなかにみごと。雌滝は全長300bはあろうかという滑滝の連続、その上の雄滝は落差15bほどの幅広の滝です(左上の写真は雌滝)。この沢筋を歩いているまでは、汗を忘れるさわやかさでした。

 しかし沢を離れ、尾根に取り付いて驚いたのは、登山道が上に向かってほぼ一直線だったこと。傾斜が相当に急で、あちこちに体を引っ張り上げるためのロープが渡してあり、陽射しが入ってこない樹林帯とはいえ、きつい一刻となりました。蛇行も巻き道もない、有無をいわせぬ直登を1時間半。樹林の間を抜けるとそこが山頂でした。千ケ峰は辺り一帯では最も高く、360度さえぎるもののない展望が広がっていたことは、申すまでもありません。

 なぜ、登山道が一直線なのか。以下は推測ですが、尾根両側の樹林(途中まで杉の植林)が持ち主の異なる民有林で、その境界がやむなく登山道になったのでは? ということです。国有林や公有林の場合、大体それを明示する看板なり道標なりがあります。一方、民有林は持ち主がうるさい、またはワサビ畑やキノコ群生地がある場合などを除いては、その表示がないのが普通。民有林だとすれば、一直線の登りに文句はいえません。

 ともあれ、急な登り下りを重ねて5時間後、登山口に戻り着いて実感したのは、この時節の青葉、若葉のみずみずしさ。杉などの針葉樹は濃い緑、楢や楓などの広葉樹は黄緑と、葉色はくっきりと違い、そのコントラストは明るく、鮮やかです。ガイド本で見た千ケ峰遠望の撮影ポイントが分からず、写真は雌滝だけにしましたが、それなりに充実した山歩きだったことは確かです。
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