桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2014/05/05
竜王山に登る



天狗岩 好天に恵まれた3目、滋賀県南部の竜王山に登ってきました。竜王山(または竜王岳)は各地にあります。今回のは金勝(こんぜ)アルプスにある標高605bの小さい山。金勝といっても知らない人が多いと思うので付け加えると、近江盆地の三上山(近江富士)と湖南アルプスのほぼ中間にあり、そばを新名神が走っています。陶芸産地・信楽の近くです。

 朝10時、車で上桐生キャンプ場まで入り、ここに駐車してすぐに緩やかな上りの林道へ。沢沿いのよく踏まれた道に入ると、一帯は草木と岩と水流が絶妙のバランスで点在。濃いピンク色のツツジもあちこちに咲いています。手入れしていない日本庭園めいた野趣があり、暑くも寒くもない快適な山歩きでした。急坂がほとんどないまま尾根道に上がると、正面に天狗岩がみえます(左上の写真)。

 登山口から天狗岩までは1時間半ほど。岩は花崗岩で滑りやすくなっていますが、何とかてっぺんそばまでよじ登ると、琵琶湖、比叡山・比良山、三上山、さらにJRAの栗東トレーニングセンターなどが遠くに近くにみえます。竜王山はそこから30分。山頂はあまり見晴らしがよくなく、反転し、登りとは異なるコースでキャンプ場へ。正味4時間ほどの軽い山歩きでした。

 ワンゲルの同期に会い、私が標高3ケタの山に好んで登っている話をすると(「淡路島最高峰の諭鶴羽山608bに登ったぜ」とか)、大半が鼻で笑います。「1000b以下なんて、開聞岳や筑波山以外は大抵がイモ山だろう?」ーー。イモ山とはつまらない山のこと。実際、同期の数人は今も高い山に泊りがけのチャレンジを繰り返していて、私のイモ山、いや低山歩きとは次元が違います。

 しかし、かの昭和天皇がおっしゃったという有名なお言葉「雑草という名の草はない」をもじっていえば、「イモ山という名の山はない」はず(山芋が採れる「芋山」という名の山はありそうですが)。竜王山も、意外に奥深く、雰囲気は良好でした。ただ、標高3ケタの山の難点は、夏に登ってもあまり涼しくはないこと。5月連休あたりが頃合いだったようです。
お問い合わせ
■高田社会保険労務士事務所/■〒612‐8083 京都市伏見区京町6‐51‐1 ハイツ美好103/■TEL&FAX 075-748-6068/携帯電話090‐9881‐5702

メールでのお問合せ