桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2013/11/25
「ギア」を観る



 昨年4月以来、京都市内の小劇場でロングランを続けているという無言劇「ギア」を観てきました。「ノンバーバル・パフォーマンス」というジャンルらしく、若い男女がパントマイム、ブレークダンス、手品、ジャグリング等を次々に繰り出す、にぎやかでスピーディーなステージです。舞台は「忘れられた元おもちゃ工場」。「ギア」は「歯車」といったところ。男4人がロボット、女1人は工場で作られた人形という設定で、それなりにストーリーはあるようです。とはいえ、5人の動きや表情、場面の展開が面白く、ストーリーはとくに意識せずとも十分に入り込めます。

 個人会員で加入している京都商工会議所・サービス産業部会の貸し切り観賞で、部会の150人ほどがすし詰めのかぶりつきで観賞。通常3500円の入場料が1000円で済んだ、というはからいもあって、70分を楽しみました。福岡にいた昔、2回ほど行った若い男性諸君によるコミカルショー、手っ取り早くいえばオカマステージの「あんみつひめ」、韓国へのパック旅行の途中、ソウル・明洞で観たパフォーマンス劇「ナンタ」などと雰囲気がどこか似ていて、私のような感受性の鈍った、アタマの硬い初老の昭和男(?)にも抵抗はありません。

 「ギア」は市内東山区在住の敏腕プロデューサーが演出を手掛け、観客の反応や感想を受け入れながら、常に細部を微調整している由。常設劇場は河原町三条から歩いて5分。京都の隠れた人気スポットとして連日、大にぎわいだといいます。お勧めです。
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