桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2026/08/17
10年の間に2度も



 昨年9月に他界した義父の一周忌、および今年7月に他界した義母の四十九
日法要のため、熊本入りしてきました。2人が長く住んだ家内の実家は、先月
28日の最大震度7の震源地、宇城市の丘陵にあります。私も所帯を持った19
80年代半ばから延べで百回近くは通っているはずです。  木造2階建ての骨格部分は持ちこたえたように見えるものの、中の仕切り壁
が剥がれて壁材が散乱。発生から2週間が過ぎ、熊本の皆さんが大半を片付け
ておられ、クリーナーや雑巾を使って私も到着後、掃除を手伝いました。停電
はせず、井戸水もきれいなまま使えるのが不幸中の幸い。地震直後、行政指定
の業者が巡回して診断し、瓦の落ちた屋根の一部に無償で載せたブルーシート
が痛々しく映ります。  「令和8年熊本地震」の家屋全半壊は16日現在で、県中央部を中心に2,496
棟、関連死を含む死者は39人。やはり最大震度7を記録した2016年4月14日
以降の「平成28年熊本地震」の関連死を併せた死者は277人、全半壊家屋は
43,386棟。  ネット上では、10年前の被災経験で防災防護にテコ入れしたことが今回の
被害をより小さくできた、という見方も出ています。しかし、近現代の列島を
襲った濃尾、関東、鳥取、福井、十勝沖、阪神淡路、東日本などの大地震が発
生後、地震エネルギーの放出の関係か、しばらく鳴りを潜めていることを思う
と、10年という間隔で震度7が再び襲ったことのむごさを感じます。  実家にお寺さんが来た法要のあと、マイクロバスで八代市内の法事会館に移
動し、食事をいただきました。往復の県道からは宇城市内、氷川町、八代市の
農業地帯の大ぶりな家屋があちこちに見えるなか、ときどき全半壊の家屋が現
れ、数軒に1軒の割で屋根にブルーシートを被せた家屋を見ました。  10年前の地震の直後、お見舞いを兼ねて熊本入りしています。義父母ともに
元気で、義父が好きだった球磨焼酎をともに飲んだことも覚えています。実家
に限らず、被災した家屋の改修は国や自治体の支援があっても、修理限度額等
があり、持ち出しになるのは必至。テレビの現地ルポで「10年前に大修理した
のに、また被害を受けた。たまったもんじゃなか」と嘆いている中年男性がい
ました。
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