作成日:2025/12/16
余計なお世話
年内最後の送信です。いつも年末回顧という趣旨でまとめていますが、今年
はさまざまなことがあり、それらは幾度も書いています。なので、今回は10月
以降の、パソコン(以下「PC」)でのマイクロソフト(以下「МS」)絡み
の体験2件について記します。私はITのシロウトながら、今回は鍛えられま
した。日々МSと付き合っている方々の参考になれば、と存じます。 PCを閉じるとき、МSから「ウインドウズ11のバージョンアップ」が電源
オフの前にネット経由で上書きされることがあります。スタートボタンで時々
出てくる「更新してシャットダウン」の表示です。バージョンアップが上書き
されるのは悪くはないはず、とそのままにして、立て続けにひどい目に遭いま
した。 まず、以前から使っているPC経由の電子申請(オンライン)システムが10
月ごろから徐々におかしくなりました。電子申請は国運営の行政情報ポータル
サイト「イーガブ(eーGоv)」内にあり、昼夜休日を問わず、ほぼいつで
も雇用保険や社会保険の各種手続きが処理できるシステムです。 一方、ウインドウズのブラウザは長くインターネット・エクスプローラ(I
E)だったのが、近年はMSではエッジ(Edge)がメインになり、それで
も使い勝手のいいIEに変えるため、エッジでデータを受け取ってもすぐにI
E転換できて支障はなかったといえます。ところが10月以降、MSが恐らくユ
ーザーへの予告も説明も不十分なまま、IE転換の手順を複雑にし、複雑にし
たままのエッジに「更新してシャットダウン」したのが、混乱が生じた主因の
ように思えます。 全国的な騒ぎを受け、11月に入ってイーガブ側もマニュアルを発表したもの
の、遅かったようです。私はネット上でITの専門家に問い合わせできるサイ
ト「ジャストアンサー」にアクセスし、直接相談1回5千円ほどの有償のアド
バイスを受けるほかなく、PCの初期化を含むすったもんだの末、やっと更新
を受け入れました。有償相談費用のカード引き落としは3回分に及んでいまし
た(焦っていたので都合3人に訊ねたことになったようです)。 もう一つは、やはりMSが「更新してシャットダウン」の時に自動的にイン
ストールする「ワンドライブ(One drive)」です。PCのデータを
ネット上でも自動保存し、PCと同期させて双方でファイルが共有できる、と
いう「クラウドストレージサービス」。PCへの当初のインストール時は無料
プランとして5GBの容量が使える半面、すぐにこの容量の限度に近づく(P
Cの動きが重くなる、メールも送りにくくなる)のが通例らしく、容量拡充の
有料サービスに切り替えるようMSから通知が来ます。私もPCの動きの鈍さ
と「ストレージがいっぱい」の表示につられ、月額200円ほどのサービスを受
け入れる一方、「ワンドライブ問題」を分かりやすく語る、ユーチューブ内の
多くの動画を見て回りました。 それら告発型、批判型の動画を見ていくと、ワンドライブが「複数の端末を
共有するなど、一部のユーザーしか必要としないサービス」なのに、元々そん
な必要のない個人を含む「全員にネットとPCの同期を強要する『余計なお世
話』である」と断じていることが分かってきました。 私はPCからワンドライブを消し去り(アンインストール)、初期化の折、
USBメモリーに保存したデータを時々呼び出してPC内のデータを補完して
ようやくすっきりさせました。同時に、ITのシロウトであることを言い訳に
せず、MSなどからの通知や案内を鵜呑みにせず、出来る範囲でМSそのほか
のやり口への抵抗は欠かせない、解決策が分からないと諦めて放置すると事態
はさらに悪化する、という現実を実感しました。 長くなりました。桂川通信の次回配信は1月5日ごろになる見込みです。皆
さん、良いお年をお迎えください。















