桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2025/08/03
恐竜博物館



 暑い日が続きます。気象庁が説明しているように、偏西風の蛇行が高気圧居
座りの主因。「猛暑はいつまでか。タマランチ会長」とぼやきつつ、7月27日
岐阜・富山県境の白木峰(標高1596メートル)にて「日帰り納涼登山」を楽し
もうと企てました。  ところが、出発が遅れ、しかも車を運転していて眠気が兆し、東海北陸道の
PAにてひと休みするつもりが1時間ほど眠り込んでさらに時間が過ぎて。山
歩きの時間チェックには昨年の遭難以来、慎重になっており、2時間の遅れは
まずい、と潔く入山は断念。白川郷合掌造り群のそばを通過し、雪が残る白山
連峰を近くに望んで西に走ると、道案内に出合いました。「福井県立恐竜博物
館まで15キロ」
 2000年の開館ということながら入ったことがなく、勝山市内をたどって急ぎ
入館。日曜のためか家族連れが非常に多く、大混雑でした。  日本列島に恐竜はいなかったと思われていたのが、1978年に岩手県で小さな
化石が発掘されて以降、各地でさまざまな化石群が続々と見つかっています。
とくに福井の山中からはフクイラプトル、フクイティタンなど300点を超える
発見があり、調査はなおも進行中とのこと。  恐竜博物館は北陸だけでなく、国内及び世界各国で見つかった化石の複製な
ど多数を取り寄せ、それらが「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の
3ゾーンに分かれて、ぎっしりとにぎやかにカラフルに展示されています。  私は恐竜の門外漢ですが(あらゆることの門外漢です)、展示物の説明は親
切で、分かりやすかったように思います。一部の複製は電気仕掛けで動き、A
Iを駆使したという動画も面白く、3時間ほど館内を動き回って楽しみました。  福井県立大学は今年4月、恐竜学部を新設し、定員30人に6倍を超える志願
者を集めた由。来年4月には恐竜博物館に隣接した学部棟(勝山キャンパス
)が生まれ、永平寺キャンパスから新2年生が移ってくるとのこと。  国内唯一無二で、マニアックな恐竜好きにはいいとしても、就職は大丈夫か、
とつい考えてしまいます(学部案内のリーフレットは「学芸員、公務員、理科
の教員」など多様な進路が見込まれる、と説明)。しかし、そんな他人事の心
配より、複製が多いとはいえ、実物大の恐竜の化石のそばを歩きながら、退屈
を覚えなかった手前の好奇心の持続に安心した次第です。
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