桂川通信コメント
桂川通信コメント
作成日:2025/06/01
響け! ユーフォニアム



 京都アニメーション制作の人気連作シリーズ『響け! ユーフォニアム』を
観ました。DVDレンタルで探して見つからず、ネット上のアニメ無料公開の
サイトでやっと発見し、パソコンでテレビ版・劇場版の相当部分を楽しみまし
た。  原作は宇治市出身の作家・武田綾乃さん。府立北宇治高校の吹奏楽部が府大
会、関西大会で金賞を取り、全国大会でも善戦するという、女子高生ら多数が
登場する少女漫画風の青春アニメシリーズです。  舞台になった北宇治高のモデルは、京阪黄檗駅そばに実在する府立莵道(と
どう)高校とのこと。私が宇治にはたち前まで住んでいた頃はなかった新設校
です。市域はほぼ変わらないのに、人口は1960年代半ばの4.7万人(小学校卒
業の頃で、覚えています)から、4倍近くの18万人に増え、府立高校も私の出
身校を含め3つになったようです。  ともあれ、アニメ『響け! ユーフォニアム』の動画はなかなかにキレイで、
感心しました。「京アニクオリティ」というそうですが、宇治橋、塔の島、京阪
宇治駅、六地蔵駅、さらに宇治川花火大会(2013年に中断)や県(あがた)祭
など、今昔をしのばせる情景が実写に近いタッチで描かれています。それらを背
景に、吹奏楽に熱中する高校生らの軽快で明るく、生真面目でオーソドックスな
ドラマです。そこそこ楽しめました。  なお、視聴してすぐ気づいたのは、登場人物のほぼ全員が標準語を話している
こと。正直、高校生らが宇治の方言(洛中の京都人が昔お使いだったという上品
な「京ことば」とは別モノ)でしゃべりまくると、恐らく吉本新喜劇風の偏執狂
的なお笑いローカル劇になる。だから、制作側の判断で標準語を使わせているよ
うにも思えます。  とはいえ、語尾に付ける「〜さ」とか「ちゃった」とか「じゃん」とかの関東
風の常套句をなるだけ避けた、キレイな標準語です。その辺りの制作上の姿勢に
も共感しました。
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