作成日:2025/02/02
インターバル速歩
歩くことは体に良い、とよく言われます。山歩き好きの私も「趣味:ウオーキ
ング1日1万歩」と名刺の裏に印刷し、これを目安にして下界でも出来るだけ歩
くよう心がけています。本日(1日)は8500歩でやや少なめでしたが、あちこ
ちに出かけ、楽しんで歩いている日は2万にも3万にもなります。 そんな身で昨年暮れに見つけたのが「インターバル速歩」でした。信州大学医
学系特任教授の能勢博先生がこの20年来提唱し、内外で注目されているという健
康法です。 速めに少し息が切れるほどの「さっさか歩き(速歩)」を3分、続いて「ゆっ
くり歩き」を3分。このセットを5回繰り返し、1日に最低30分は歩くよう習慣
づける。歩く速さおおむね1時間に4キロとすると、「さっさか歩き」は時速5
キロ、「ゆっくり歩き」は同3キロほどの見当で、大体200〜300メートルごと
に2つを切り替えていきます。速歩きとゆっくり歩きを交互に短時間で繰り返す
のがミソのようです。 1日最低30分を1週間に4日以上取り組み、5カ月続けると効果があるとのこ
と。体力(足の筋力と持久力)が20%アップし、生活習慣病の各種指標が20%改
善され、結果的に医療費が20%減らせる、というメリットがデータ上でも立証さ
れているという次第です。私は年明けからこの「インターバル速歩」をほぼ毎日意
識的に続けており、実際、体が軽くなってきたようで快調です。 能勢先生の啓蒙本『もう山でバテない! 「インターバル速歩」の威力』(山と
渓谷社、2017年3月)を古本屋で見つけたのがきっかけ。YouTubeにも関連のサ
イトがあり、信州の中高年の方々が手を振って「インターバル速歩」を楽しんでい
る様子が見られます。健康機器やサプリの宣伝ではないので、「調子がいい」とい
うコメントに「個人の感想です」という字幕も付かない。先生は「NPO法人熟年
体育大学リサーチセンター」理事長の立場から、盛んにこのウオーキング法の推奨
を繰り返しておられます。ウオーキングに飽きはこないので、私も長生きできて、
どんどこ山に入れそうです。