作成日:2024/12/17
年末回顧+稲荷山
今年最後の発信です。いつも年末は個人的な「年の瀬回顧」をまとめていま
すが、今回は既に何度も書いている通り、9月半ば、岩手・焼石岳で遭難し、
救助され、続く10日ほどの点滴治療の入院が忘れがたい記憶となってずっと
残ったままです。 遭難は自業自得でたっぷり反省しました。しかし今なお、夜中の真っ暗な登
山道でよろけて倒れ、ごろごろした大きな岩の一つに額をガツンと打ち付けて
血が噴き出す、などのシーンが無声映画のように甦ってきます。打ちどころ悪
ければ、大怪我で動けなくなるか、死んでいました。蛇足ですが、不思議なの
はあの時、ほとんど痛みを覚えなかったこと。疲労で意識朦朧としていたため
か、または痛みの記憶自体を忘れたのかもしれませんが。 ともあれ、繰り言はこれを最後にしたいもの。衰えていた脚力は今月初めの
大津山科市区境の音羽山(593メートル)への山歩き再開で(ある程度は)戻
ったことが分かりました。さらに、昨日(15日)もトレーニングのつもりで伏
見稲荷大社の東側、朱色の千本鳥居を辿って稲荷山(233メートル)を登り下
りしてきました。 伏見稲荷大社は相変わらず中国・台湾・韓国と欧米からの観光客が非常に多
く、長い行列は山頂まで続いています。山中の随所にまだ黄色や橙色、赤色が
残り、私など時々鳥居のトンネルから外れて一帯の景色を楽しみました。しか
し、外国人観光客はミステリアスで、エキゾチックな鳥居をくぐって歩くこと
で十分らしく、紅葉をめでる気配はまずなかったように思います。紅葉狩りと
いう慣習自体がないのかもしれません。 稲荷山の往復は3時間ほど。のち京阪にて四条まで赴き、祇園のお茶屋、で
はなくて場外馬券売り場に向かいました。府内唯一の祇園の場外は、やはり外
国人観光客の目立つ、花見小路奥の名刹・建仁寺手前の、ひっそりと目立たな
い、しかし大勢の競馬好き(大多数は中高年の男)を呑み込んだ和風の3階建
て。22日の有馬記念を前に15日もGTがあり、当方、3レースに挑んで1勝
2敗、若干負けました。という次第で(どういう次第?)少し早めですが、皆
さん、良いお年をお迎えください。次回は来年1月5日ごろの発信になります。