作成日:2014/11/17
伊那佐山に登る

奈良・橿原と三重・名張のほぼ中間に位置する小さな山で、写真は登り口そばの県道から写しています。倶留尊山(曽爾高原)や鎧岳、兜岳など、変わった形のユニークな山が多い室生赤目火山群、そして赤目四十八滝は、この伊那佐山の向こうに点在しています。
さて、少しだけ肌寒いなか、写真奥の集落内に車を停め、2時間ほどで頂上まで往復。杉木立の中を緩やかに上がっていく山道は幅2bほどで歩きやすく、快適でした。ところどころに立つ広葉樹もだいぶ色づいており、景色は上々です。
もっとも、登り下りの間、ついに誰にも出会わないまま。山頂にある、木々に囲まれた都賀那岐(つがなぎ)神社あたりは、気味が悪いほどでした。山の中のみならず、付近一帯に人の姿はほとんどなく、犬が数匹遠吠えしているだけ。静かな里山です。