作成日:2013/12/02
伏見点描5−伏見稲荷大社

鳥居の1脚々々の寿命はざっと20年だとのこと。実際、下る途中、鳥居の裏に墨書してある寄進(建立)の日付をみると、ほぼ全部が「平成」でした。初詣の参拝客数が西日本で1位、全国でも明治神宮や成田山、川崎大師に続いて4位だという伏見稲荷大社は拝観料不要の、いつでも入れるオープンな神社です。ただ、参拝したのは夕方で寒く、山頂まで登るのは断念。参拝客は平日でも随分と多く、とくに中国語、英語、フランス語、スペイン語などで会話する外国人観光客が目立ちます。千本鳥居が珍しいのでしょうか。
事務所に戻り、大社に外国人観光客が多いワケなどをネットで調べていて出合ったのが、滋賀県下の理系学生が管理しているという「That’s 学」(雑学)というサイト(リンクの仕方が分からず、サイト名だけ)。ここの「ワーズ流実験室」というページの「No.25」に「伏見稲荷の鳥居を数えた」というリポートがあります。写真多数を入れた、元気闊達な体験記で、7時間かけて下から上までの鳥居の全部を2人がかりで数え尽くした、という労作。リポートの結末をみると、鳥居の全数は「3381だった」とか(2010年2月時点)。文章も面白く、笑いながらこのページを読んでいるうちに時間が過ぎてしまいました。
「伏見点描」も5回目。ろくに仕事もせず、遊んでばかりのようですが(半分はその通り?)、上記「実験室」のようなリポートを楽しむ、という息抜きもたまにはいいかも知れません。もちろん、たまにはどころか、ずっと息を抜いているようにみえるのは、困りものではあります。