14日の日曜日、山歩きしてきました。４年前の冬、軽い脳梗塞で
２週間ほど入院して以降ずっと行けなかったので、実に久しぶり。
伏見から名神・新名神を走って１時間半。めざしたのは、兵庫県加
東市北東部の三草（みくさ）山です。標高424メートル。東条湖の
そば、で分かるでしょうか。むかし通りの、楽しい山歩きでした。

三つの登山口のうち最も西の山口に着いたのが11時前。ストック
（ステッキ？）１本を頼りに歩き始めます。山道の傾斜は緩く、と
きどき岩場があって花崗岩の尾根を伝っていきます。とはいえ、標
高差は300メートルほどで、ハイキングのような気楽さ。山頂では
コンビニで買ったパンを食し、下山は登りとは別の道を選び、昭和
前期に完成したため池「昭和池」周回コースを辿って車に戻りまし
た。山道はきれいに整備され、空気の澄み渡った好天のもと往復4.5
キロ、３時間の山歩きでした。

不安だったのは、長いブランクで体力・脚力が落ち、途中でバテ
るか、足を傷めるかして立ち往生すること。しかし、慌てずに足を
運べば、多少の登りでも平気で、同行のいない気楽さ、自分のペー
スで緩急自在に進める妙味がありました。ヤマケイのガイドブック
や昭文社の山地図に載っているコースタイム（平均的な所要時間）
の倍くらいの時間がかかっても構わない、という鷹揚さと余裕が必
要なようです。

下山後、山口から20分ほどの朝光寺というお寺に向かい、国宝の
本堂を参拝。室町期建立という古びた建築で風格はあったものの、
ひとけもよく見かける茶色地の「国宝」の看板もなく、竹ぼうきな
どが放置されたままの無防備な境内でした。その後、東条温泉とど
ろき荘でさっぱり。健康体に戻ったことは確かなようです。次は
1000メートル前後を狙い、冬を越した来春以降は2000メートルを
めざします。とにもかくにもエガッた、です。